組織サーベイ向けツールのおすすめ15選を徹底比較

組織サーベイとは？

組織サーベイとは、組織や個人の状態を把握するために実施する様々な調査手法を指します。

組織サーベイを実施することで、従業員のモチベーションやストレス状態、エンゲージメントといった目に見えにくい情報を定量的に把握することができます。

主な手法としては、「従業員エンゲージメント調査」、「従業員満足度調査」、「ストレスチェック」といったものが挙げられます。

組織サーベイを実施して、組織が抱えている課題を明確にし、改善へとつなげることで、優秀な人材の流出を防止し、働きやすい環境づくりに活かすことができます。

サーベイとアンケートの違いがわからないという方もいるかと思いますが、サーベイは調査そのものであり、アンケートは、より具体的な調査方法、といったイメージが当てはまります。

おすすめの類似組織サーベイツール

組織サーベイを実施する目的

組織サーベイを実施する目的としては、「従業員の満足度を調べる」「エンゲージメントを測定する」「ストレス状態を把握する」ことが挙げられます。

従業員満足度の調査では、企業からの報酬や福利厚生、人間関係といった働きやすさについて調査を行います。

従業員が働きやすさに関する各種項目において、どんな部分に不満を抱いているのかを明確にすることで、職場環境の改善につなげることができます。

エンゲージメントの測定では、従業員の企業への思い入れや愛着、貢献意欲がどれくらいあるかを可視化し、人材育成に役立てることが可能です。

ストレスチェックでは、従業員が企業んどのような部分にストレスや心理的負担を感じているかを明確にします。

早期にストレス状態を把握することで、メンタルヘルス管理に役立てることができます。

組織サーベイを実施するメリット

従業員のモチベーションアップにつながる

組織サーベイを実施し、定量的なデータを収集することで、勘や経験に頼った抽象的な改善策を実施するのではなく、効果的に課題解消につなげることができます。

優先的に解決すべき項目を可視化し、効率的にPDCAを回すことで、従業員の満足度を高めてモチベーションの向上につなげることが可能となります。

離職率を低下できる

組織サーベイを実施することで、従業員のストレス状態やメンタルヘルスのリスクを早期に把握し、課題が深刻化するまえにメンタルヘルスケアなどを実施することができるため、離職を防ぐことが可能となります。

リモートワークを取り入れる企業が増えたこともあり、これまで以上に人間関係に関するリスクが注目されています。

組織サーベイ向けのツールは、クラウドで提供されているサービスも多いため、リモート環境でも従業員一人ひとりの状態を把握することが可能です。

組織サーベイ向けツールの選び方

機能面の確認

組織サーベイ向けのツールを導入する際は、自社の課題にマッチしたツールを導入することが重要です。

サービスによって強みとしている機能が異なるため、ミスマッチなサービスを選んでしまうと、改善につながらないこともあります。

離職防止に効果的なのか、メンタルヘルスの改善に有効なのか、まずは自社の課題を明確にした上でサービスを比較しましょう。

使いやすさを確認

組織サーベイに使用するツールは、管理者側だけでなく、従業員側でも操作する機会が多いため、誰でも使いこなせるツールであることが重要です。

わかりやすいデザインになっているか、直感的な操作が可能かを確認しておきましょう。その際に、無料トライアルが利用できるサービスであると、操作感を試しやすいです。

おすすめの組織サーベイ向けツール15選

LLax forest

特徴

LLax forestとは、SOMPOヘルスサポート株式会社が運営しているエンゲージメントサーベイです。

メンタルヘルスやフィジカルヘルス、エンゲージメントの要素を含んだサーベイを実施することで、企業の課題を明確化することができます。

また、従業員の離職リスクを洗い出す機能も搭載されています。

メンタルヘルス事業として多くの企業をサポートしてきた実績があり、ストレスチェック、従業員満足度調査などさまざまな活用が可能です。

料金

• ベーシックプラン：年額2,400円×利用人数（税別）
• 福利厚生付きプラン：年額6,600円×利用人数（税別）

※価格情報は2024年5月時点のもの

ミキワメ

特徴

ミキワメとは、株式会社bサーチが提供している適性検査ツールです。

PC・スマートフォンからWebテストを受けることができ、自社の従業員の性格を可視化することができます。

自社へのマッチ度やベンチマークとなる人材の性格データをもとにした採用候補者ごとのおすすめ度を表示することが可能です。

抽出された要素から調整を行い、社内にいないタイプの人物像を明確にし、新しい風を取り入れるために活用することもできます。

料金

• 基本プラン：月額30,000円
• 候補者受検：500円/人
• 自社社員受検：0円/人

※価格情報は、2024年5月時点のもの

Happiness Planet Gym

特徴

Happiness Planet Gymとは、株式会社ハピネスプラネットが運営している組織支援サービスです。

部署や社員階級、世代などさまざまな目的に応じてチームを編成し、専用アプリに提示されたお題に答えていきます。

チームメンバーが書き込んだ内容に対して、他のメンバーが応援コメントを送ることで、社員のエンゲージメント向上につなげて社員一人ひとりの幸福感を高めることができます。

提示されるお題は、これまでベンダー側で蓄積してきたデータと心理学研究に基づいて作成されており、チームの状態に合わせてお題の種類や難易度を変更することも可能です。

料金

• 年会費：チーム数×30,000円+人数×30,000円

※価格情報は、2024年4月時点のもの

カオナビ

特徴

カオナビとは、顔写真を活用した人材管理が可能なタレントマネジメントシステムです。

経営者や人事のニーズを反映し、導入企業からの知見やノウハウをベースとして開発されています。

使いやすさだけでなく、充実したサポート体制も魅力的です。

さまざまな人事情報をカオナビで一元管理し、人材採用や人材育成に活用、適切な人材配置を実現します。

経営者のニーズや最新の人事トレンドを意識して開発、日々改善しているため、長期的な運用で組織改善を目指すことができます。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額料金：要問い合わせ

※価格情報は、2024年4月時点のもの

ざんまいクラウド

特徴

ざんまいクラウドとは、株式会社K2インフィニティーズが運営している人事評価業務支援アプリケーションです。

Webブラウザやインターネットに接続できる環境であれば、短期間で導入することができ、利用する機能に対して料金が発生するため、コスト面にも優れています。

目標管理に活用できるテンプレートが用意されているため、目標管理をこれから取り入れるというスタートアップ段階の企業にもおすすめです。

料金

• 初期費用：30,000円
• 基本料金(月額)：300円/アカウント

※価格情報は2024年5月時点のもの

HRBrain

特徴

HRBrainとは、株式会社HRBrainが運営するタレントマネジメントです。

組織診断サーベイが実施できるだけでなく、タレントマネジメントも可能となっています。

あらゆる人材データを一元管理することができ、人材開発や組織改善をプロダクトやコンサルティングを通じてサポート、職場環境の改善を実現します。

タレントマネジメントシステムとして豊富な導入実績があり、評価プロセスのブラックボックス化を解消し、社内コミュニケーションの改善につなげることができます。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

MotifyHR

特徴

MotifyHRは、株式会社アックスコンサルティングが提供している人事開発のためのプラットフォームです。

エンゲージメントサーベイの実施や、面談設定のサポート機能など、人事が抱える課題解消に貢献するための機能が豊富に搭載されています。

会社での働きがいについて複数の質問を定期的に実施することで、自社従業員の状態を把握することが可能となります。

エンゲージメントを可視化して、離職率が高い従業員を早期に発見し、対応ができる点も優れています。

料金

• 初期費用：330,000円〜
• 月額費用：440円/ID〜
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

Geppo(ゲッポウ)

特徴

Geppoは、株式会社ヒューマンキャピタルテクノロジーが運営している、アンケート機能によって社員のコンディションを把握することができる人事評価システムです。

テレワークを取り入れている企業で起こりがちなコミュニケーションに関する課題の解消に貢献することができるツールとなっています。

アプリを利用して簡易アンケートを実施することができ、従業員のメンタルヘルスや人間関係などに関する状態を素早く把握することができます。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

ラフールサーベイ

特徴

ラフールサーベイとは、株式会社ラフールが運営している組織サーベイ向けのツールです。

サーベイによって従業員の心理的安全性とエンゲージメントを可視化することができ、従業員の働きやすい環境の構築に役立てることができます。

スタンダードサーベイとショートサーベイという手法によって、多角的に従業員の心理状態を可視化したり、エンゲージメントを調査したりすることが可能となります。

料金

• 初期費用：100,000円
• 月額費用：400円/ユーザー
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

wevox(ウィボックス)

特徴

wevoxは、株式会社アトラエが運営しているエンゲージメントプラットフォームです。

組織サーベイによって組織状態を可視化し、職場環境の改善につなげることができるとし、多くの企業から導入されています。

エンゲージメントに関する9つの指標を可視化し、健康やストレスなどの要因も把握することができます。

料金

• 初期費用：0円
• 月額費用：300円〜
• 無料トライアル：あり

※価格情報は2023年12月時点のもの

ミイダス

特徴

ミイダスとは、ミイダス株式会社が運営している転職マッチングサービスです。

転職に活用できる可能性診断を実施することができ、自分にフィットする企業とマッチングすることができます。

特徴として、市場調査診断を実施し、市場における自身の価値を算出することができる点が挙げられます。

また、企業側は、自社社員の分析を実施しどのような人材が自社に向いているかを明確にできるため、組織サーベイとしても活用することができます。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

モチベーションクラウド

特徴

モチベーションクラウドは、株式会社リンクアンドモチベーションが販売している人事評価システムです。

国内有名企業からも導入されている実績があり、豊富なデータベースを利用した組織状態の可視化を実現します。

エンゲージメントスコアを活用し、組織の状態を定量化、課題解決につなげることができます。

大手企業での組織人事に関するコンサルティング経験が豊富なコンサルタントが多数在籍しているため、手厚いサポートを受けられる点も優れています。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2023年12月時点のもの

JOB Scope

特徴

JOB Scopeとは、デフィデ株式会社が運営しているジョブ型人事クラウドサービスです。

社員が能動的に自らの成長を考えて、キャリアデザインできるシステムとして注目されています。

AIが、社員のキャリアマネジメントやリスキリングの方向性を示してくれるため、社員自身がグロースマインドセットをもとにしたキャリア形成ができるようになります。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2024年5月時点のもの

EX Intelligence

特徴

EX Intelligenceとは、株式会社HRBrainが運営している組織診断サーベイです。

直感的に操作することができるUI/UXで開発されており、エンゲージメントの向上や活躍人材の離職防止、組織風土の改革などを実現します。

部署や役職、性別、評価データといったさまざまな人材データの分析軸を活用し、導入企業ごとに異なる課題の特定につなげることができます。

設問内容や配信対象などを柔軟に変更することができ、サポート体制が充実している点も魅力的です。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2024年5月時点のもの

HRMOSタレントマネジメント

特徴

HRMOSタレントマネジメントとは、株式会社ビズリーチが運営しているタレントマネジメントシステムです。

同社が提供しているHRMOSシリーズとの連携でより効率的な運用を実現します。

使いやすさ、サポート体制に定評があるため、タレントマネジメントシステムを初めて導入するという方にもおすすめです。

社員の個人情報を取り扱う特性上、セキュリティにも注力しており、項目ごとに閲覧や編集権限を設定することができ、情報漏洩などのセキュリティリスクを軽減して運用することができます。

料金

• 初期費用：要問い合わせ
• 月額費用：要問い合わせ
• 無料トライアル：要問い合わせ

※価格情報は2024年5月時点のもの

組織サーベイ向けツールの料金相場

組織サーベイ向けツールの料金相場としては、以下の通りです。

• 初期費用：0円〜100,000円
• 月額料金：17,000円〜50,000円

クラウドで提供されているツールが多いことから、初期費用と月額利用料が発生します。

初期費用がかからないサービスもあり、月額は利用するユーザー数によって従量課金となるサービスが多いです。

また、既存システムからの移行や導入サポートを受ける場合、オプション費用が発生するケースもあります。

自社で移行作業を実施する場合はコストを抑えることができますが、専門的な知識が必要となるため、スムーズに移行したいのであれば、移行サポートを受ける方が良いでしょう。

まとめ

組織サーベイについて解説しました。

組織サーベイを実施することで、組織が抱える課題を可視化し、早期離職の防止やメンタルヘルスケアなどにつなげることが可能となります。

サービスによって強みとする機能が異なるため、自社の課題を解消できる機能を搭載したサービスを選定するようにしましょう。